高リフレッシュレートディスプレイに耐えうるか?AMD Radeon RX 5600 XT 搭載高コスパグラフィックボード『RD-RX5600XT-E6GB/DF2』レビュー


今回、玄人志向様よりレビュー用に AMD Radeon RX 5600 XT を搭載したグラフィックボードである『RD-RX5600XT-E6GB/DF2』をお借りする事が出来ましたので、以下にその性能を記載していきたいと思います。


スペック


高性能 RDNA アーキテクチャーでゲーム性能に特化

『RD-RX5600XT-E6GB/DF2』に搭載されている AMD Radeon RX 5600 XT には「RDNA(Radeon DNA)」が採用されています。

これまでのRadeonシリーズで使われていたGCNアーキテクチャーから大幅な改良を加えられ、よりゲーミング性能を高める設計になったうえ、省電力化も進められています。


以前のモデルの内部メモリ速度が 12 Gbps だったのに対して、新モデルである本製品は 14 Gbps へと性能がアップしています。結果的にゲーミングに対するスペックが向上する事となり、より高いパフォーマンスが期待出来ます。

Radeon™ Software Adrenalin 2020 でゲームプレイ中にも様々な機能が使用可能

「Radeon™ Software Adrenalin 2020」にはそれぞれの項目を設定する際に、わざわざ項目別に表示させる必要はありません。複数のステータスがひと目で確認できるだけでなく、目的の機能に簡単にアクセスできるようになっています。


ゲームプレイ中に「Alt」+「R」キーを押すことで全面、「Alt」+「Z」キーで画面端に、ソフトウェアを表示させることが可能です。


デスクトップに戻ることなく、各種設定の変更やシステム情報のモニタリング、貴重なシーンをその場で抽出して動画ファイルとして残せるインスタントリプレイなどが可能です。

様々なプラットフォームのゲームを一元管理できる「ゲーム」タブは、面倒な作業の一つであるタイトルごとにプラットフォームのランチャーを立ち上げる作業を省略してくれます。

ゲームの起動もすべてこの画面から行う事が出来ます。

ストリーミング」タブから Twitch や YouTube といった動画配信サイトへアクセスして動画配信が行えます。また、カスタムストリーミングを選択すれば、事前にプリセットで用意されていないサイトでの配信を行う事も可能です。

接続した Web カメラの映像をゲーム画面にワイプとして表示させる事も可能で、動画配信アプリを使用せずとも、「Radeon Software」だけでゲーム実況ができます。

グラフィックスプロファイルで簡単設定!

ゲームをインストールして初めて起動した時に、自身の PC にとって最適なグラフィック設定が分からないユーザーも多いかと思います。

そういったユーザーの悩みを解消してくれる便利な機能が「グラフィックスプロファイル」機能です。グラフィック設定に対する知見がなくとも「Gaming / Esports / Standard」の3つのプロファイルの中から1つ選ぶだけで最適化してくれます。

また、ユーザーの好みに合わせて設定を変更出来る「Custom」という項目も用意されています。ゲームごとに設定を保存できるので、プレイするゲームによってすぐに設定を切り変える事も出来ます。

パフォーマンスよりもクオリティを優先して綺麗なグラフィックを楽しみたいゲームもあれば、クオリティよりもパフォーマンスを優先してフレームレートを向上させたいゲームもあるかと思います。ゲームを起動する都度、自身が求めるバランスを考慮して再設定を行う手間が省ける素晴らしい機能です。

遅延を最大 31 %削減、Radeon™ Anti-Lag テクノロジー使用可能

AMD Radeon™ RX 5600 XT で使用できるソフトウェアRadeon™ Software Adrenalin 2020には「Radeon™ Anti-Lag テクノロジー」機能が搭載されています。

この機能を有効化することで、クリックの応答性が高速になります。有効化しない場合と比較すると最大約 30 % の差が開いています。例えば FPS などの素早い動作が多いゲームでは、特に有効な機能になるのではないでしょうか。

激しい動作に即座に対応「Radeon Boost」

Radeon™ Software Adrenalin 2020 には素早い動きを検出した際に動的に解像度を下げることで、フレームレートを向上させる機能「Radeon Boost」という機能が搭載されています。

解像度はそれぞれ(50 / 66.6 / 83.3 %)から 1 つ選択する事が可能で、平均すると 23 % のフレームレートの向上が見込めます。これにより、グラフィックス品質を落とすことなく快適なフレームレートを維持する事を実現しています。

ゲームタイトル側の対応が必要ですが、今後どんどん増えていく予定です。なお「Radeon Boost」が動作するのはマウス入力を介して画面上のキャラクターの高速な動きを検出した場合に限定されており、性能を計測するベンチマークテストでは動作しません。

実際に VALORANT をプレイ、その性能を計測

今回の計測方法は「CapFrameX」を使用して、射撃場で決められたルートを 3 回走った際の平均フレームレートを計測しています。グラフィック設定は「最高」と「最低」の2つです。

検証機のスペックは以下の構成で行っています



上記グラフにあるように、最高設定であっても高リフレッシュレートディスプレイを使用する際に要求されるフレームレートを大幅に上回っています。


上記グラフの計測を行ったマップは射撃場です。通常モードでプレイすると、少人数戦の場合は問題無くフレームレートが 250以上出ており、スキルや複数人が入り乱れるシーンでは、低設定で平均フレームレートが210~220程度出ています。


従って、240Hzディスプレイを使用する場合は最大リフレッシュレートに届かない場面も限定的に発生することはありますが概ね問題ありません。144Hzディスプレイでは低設定にしなくも快適にプレイできます。

低価格ながらも基本的には 240 Hz ディスプレイにも対応可能な AMD Radeon RX 5600 XT 搭載『RX5600XT-E6GB/DF2』

本製品は使用している PC を新調する時に限らず、今まで使用していた古いグラフィックボードからの移行にも推奨する事が出来るグラフィックボードです。

他メーカーから販売されている同価格帯のグラフィックボードよりも高性能であり、コストパフォーマンスも良く、240 Hz ディスプレイの性能も発揮できるポテンシャルがあるグラフィックボードです。

また高性能なだけでなく、「Radeon™Software Adrenalin 2020」が搭載されている事により様々な利便性の高い機能を使用する事が出来る事から、1 粒で 2 度美味しいグラフィックボードだと言えます。

今の環境からより良い環境へステップアップを考えているプレイヤーはぜひ購入を検討してみて下さい。

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